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大学受験 親ができること 1.大学受験の塾選び

上の子は、今年3月に大学に無事現役合格し、4月に入学して今、大学生活を楽しんでいる。

 

大学受験は、中学・高校受験などとはちがって、親ができることなんてたいしてない。しかし、それでも陰ながらできることがいくつかあって、それをしたから今の大学生活があるのだ、と密かに思っている。もちろん、本人の勉強がきちんとできていたからなのは間違いないが。

 

大学受験において親ができること

  1. 大学受験の塾選び

    うちの子は、高校2年の8月から大手の塾に入ったが、入塾してから塾の方針と合わず、1ヶ月後には嫌になってしまい、勉強どころでなくなってしまったため10月にきっぱり解約した。

    11月から新しい塾(こちらも大手の塾)へ切り替えることとなった。大学の塾は月謝ではなく、最初にけっこうな大金を振り込まなければならないので、子供に合う塾探しは大切だ。

    うちの子の場合は、映像授業がいいということだったので、それで通いやすさなどから塾の選別はある程度されたのだが、子供のインスピレーションで決めてしまったので、私があらかじめ選別する時間はなかった。

    最初行った塾の方針は、映像授業は塾で受けて、その後先生と行われる復習タイムで理解できたか確認する方式であるが、うちの子はなぜか完璧主義で復習の確認時間を軽くこなすことができなかった。復習タイムに先生にできないと思われるのが嫌だったのか、確認されるのを完璧にするためにオンライン授業をじっくり受けなくてはならなくなり、完璧にこなしたところで先生には軽く受け止められるので、達成感は得られず。授業は先に進まず時間ばかりかかってうまくいかなかったようであったが先生はうちの子がなぜ進まないのかわからず、子供にとっては復習タイムでコミュニケーションをとることもストレスとなってしまっていた。

    次の塾ではいい意味でも悪い意味でも放任主義であったため、自分の責任で塾でも自宅でも映像授業を受けることができた。普段は進捗と勉強時間の管理を受け、模試の結果を見ながら成績の進捗と確認し、対策を相談していたようだ。

    子供は、自室で映像授業を受けていた時に「なんでだよー!」などとよく怒っていた。私はその時はうるさいなーと思いながら放っておいたのだが、合格したあとでそのことを聞いたところ、自分の中で一回で授業内容を覚えたくて、確認テストの段階で覚えてない自分に怒っていたらしい。それを聞いて、あーちゃんと勉強していたんだなー、と納得したものだ。つまり一人で毎回復習タイムをしていたのだ。最初の塾のシステムはあながち間違っていなかったのかもしれない。

    結果として、次の塾もとてもよかったかと言われるとそうでもなかった気がする。受験間際は、コロナで逆に通いにくくなっていたので追い込み時の過去問題のテストが受けにくかった。親としてはお金を出している以上、あれもこれもしてほしかったところだ。
    しかし一番いい塾なんて見つからないのかもしれないと思う。評判が良いからといって、システムが良いからと言って、子供に合うかはわからない。


    塾が子供に合っているかを最初から判断するのは難しいが、子供が勉強しやすいか、人間関係などその他のストレスがないかを確認してあげることでおおむねokだと思う。塾に求めるのは、環境と情報。子供の勉強がはかどって、子供の志望校に合った勉強法や受験の情報提供をしてもらえることが大切である。


    本当に勉強ができる子、自分で管理できる子は、勉強のための塾などいらないのだと私は思っている。今、大学受験は勉強だけできても、受験方式や入試情報が把握できていないと受からない。そこの情報やノウハウを塾以外からも本人なり親が集められるなら、本当にいらないかもしれない。

    そういう意味ではうちには塾は必要であったのだと思う。必要である以上、塾に行かせる、塾を選ぶことは親ができることのうちの一つである。