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大学受験 親ができること 5.受験勉強の環境作り

大学受験において親ができること

 

5.受験勉強の環境作り

 

受験において、親ができることで真っ先に浮かぶのは、勉強のはかどる環境を整えることでなないだろうか。私は働いていたこともあり、よそのお宅ほど日々子供のためにいろいろ尽くしてあげたか、というとそうでもなかったが、それでも私なりにしていたことなどを記しておきたい。

 

・どこでも勉強できる環境

長い夏は勉強のチャンスだ。塾や図書館をすすめたりするが、家の子供の部屋にはエアコンがなかったので、簡易的なエアコンを購入した。

一日中長く飽きずに一日中勉強する場合、うちの子はいろいろな場所を変えて気分を変えてするタイプかな、と思ったのでいろいろな場所でできる環境を用意してあげたかった。

親が仕事に行っている間は誰もいないリビングで、その後塾で、かえってから夜は自室で。友達とファミレスやファーストフード店へ行くこともあった。コロナ禍で自室が増えた時は、集中するのが大変だったようだ。

自分の部屋が大好きな子供はいいが、集中できる場所をいくつか確保できるように相談してあげられるといいと思う。

 

・模試を何回も受ける環境

模試は子供にせがまれてたくさん受けさせていた。

高校3年生にもなると、いろいろな模試が毎月のように発生する。塾で開催しているもの、学校が進めるもの(学校で面談のために受ける必要のある模試もあった)、子供がよく希望していた大規模な受ける人数の多い模試。私はやる気ならと、毎回お金を惜しんで出していた。

私は模試をそんなにやるべきだとは思っていなかったが、子供は現在地(今どのくらいの偏差値なのか)を確認するのが目的で、勝手に一喜一憂しながらちょこちょこ模試を受けていた。

そんな私が、改めて模試をお勧めする理由は、子供が後に「みんなはそんなに受けていなかったけど、自分は模試をいっぱい受けていたから本番が全然緊張しなかった、それが良かったと思う。」と言っていたからだ。

模試で出るE判定には気にせず、本番の練習を何回もできたことが良かったのだと分かった。また、学校でないところへわざわざ行って違う環境でテストするなどの経験、電車に乗ってテストを受けに行く経験もよかったかもしれない。

親の思いもよらないところで役に立つこともある。

 

・参考書がある環境

子供が必要でほしいと言ったら迷わず買ってあげてほしい。

塾でテキストをもらったりするだろうが、結局、本番までにしっかりと参考書をマスターし、本番の問題を解けるようにするのが受験勉強である(らしい)。

どの参考書が子供に合うのかは、子供が決めるべきであって、親はお金を出すだけである。教科によっても選ぶ参考書のレベルが違うし、私が読みやすいと思うものと、子供が読みやすいと思うものは全く違った(びっくり)。

やってはいけないのは、親が見繕って買って与えてしまうこと。これでは、進んで勉強することはないし、お金も無駄になってしまうであろう。

「子供が欲しくて親に購入依頼する→親はやる気をだしてくれてうれしい→子供は親が買ってくれてうれしい→買ってもらったんだから頑張る」

これがwinwinっていうものだ。

 

・赤本を必要なだけ揃えておく環境

これは、子供がほしいと思う頃では遅いようだ。

高校3年生にもなれば、赤本が必要だということは受験生の親なら知っているとは思うが、受験間際では遅い。

ある程度志望校が決まったら、その大学の赤本を前年度からさかのぼって5年分は揃えられるようにする。だいたい最新のものは2~3年分なので、古い赤本も手に入れることとなる。

第一志望の大学の赤本は、10年分やるべきということのようなので、揃えられるよう、手配する。私は最新のものをAmazonから。古いものはメルカリを利用した。

 

・普通でいる家庭環境

子供が受験勉強中、親に承認してほしくていろいろ言ってきたりすることには、すこし大げさでも応えていたが、そのほかは、受験生だから・・・というような扱いはしなかった。

私も人間なので、たまには理性をとびこえて、余計なおせっかいを話しかけてしまうこともあったが、「大丈夫なの?」「やってるの?」というような余計なことばはひとつも勉強の足しにならない。

それよりも、普通が一番。私は働いていたので、逆に子供に構っていられない時間が、よかったのだと思う。近くにいつもいたら、気になって気になって思わず声をかけまくってしまうだろう。

なるべく普通の会話だけ、子供から仕掛けられたときだけ受験のことをしっかり話せばいいのではないかと思う。

 

・話のできる親子環境

親が受験に全く興味がないと、子供が相談したくても会話が成立しない。

ビジネスと一緒で、受験用語なるものもあり、子供はなかなかかみ砕いて話してくれるものではない。子供がふと語ったときに意味がわかって、「こいつわかる」と子供も気が付けば、会話は弾むことだろう。

また、受験についてすこしでも親が知っていると志望校決定時や出願時に理解が伴い、普段から話合いができていれば、「納得の受験」が親子でできる。

 

 

合格のためにも、よい環境で、後悔のない受験生生活を送ってほしい。

そう願わずにはいられない。

 

 

★エアコンは断然ダイキン派です。