大学受験において親ができること
6.受験の情報収集 親が知っておくべきこと ①偏差値
親だからこそ、手に入れるべき情報というものがある。子供向けの大学情報誌はよく見かけるので、親もそこで勉強するが、「好きなことから大学を探す!」といった情報は子供が自分で見るものである。親が知りたい情報、親が知っておくべきことは何だろうか。
偏差値
まず、親が知りたいことは大学の序列ではないだろうか。どんな大学があって、子供が模試などを受けて偏差値がこのくらいある、としたら、どのくらいの大学に行けるのだろうかと思うものである。
・河合塾のKei-Net
「入試難易度予想ランキング表」から、大学ごと(これは地域別上位順に出せる)、学部系統ごと(こちらは学科グループ別に出せ、共通テストのボーダーなども見ることができる)に一覧表がでるので、絞って該当する大学を全部だしてみてから合う大学を探すこともできる。
4月から出願間際の12月まで偏差値が刻々と変わるのでチェックして、子供の学力と相談し、作戦を練るのにも使えた。思わず、ここも同じ偏差値だった、と気づき受験校を広げることもできた。
もちろん、「大学検索システム」から大学ごとの細かな情報を取ることもできる。
・旺文社のパスナビ
希望の条件(都道府県、学部系統、偏差値の範囲など)から該当大学が検索でき、その出た大学をクリックすると大学情報へ飛んだりできる。
また、大学をいくつかクリップして、男女比率、授業料、教員一人当たりの学生数などの比較検討することもできる。
私は、最終の出願大学を検討する際に、学部学科・偏差値で絞り、一気に検索し、子供が受験するのにほかに該当する可能性のある大学がないかを調べるために使った。
また、子供には言わないが、一回出願した大学が全部落ちた時に受けられる大学があるか、受験日や出願締め切り日ごとに検索できたので利用した。
・みんなの大学情報
こちらは、高校受験の時に見ていたこともあり、子供がよく見ていたようだ。口コミもあるので、意見が偏っていることを理解した上で、生の声もみて簡単な情報をとるのにはいいようである。
学部や学科ごとの違いなどを、学科ごとの口コミから雰囲気や学べることを知り、子供はその志望で間違いないかの最終確認に利用していた。
他にも、塾や予備校ごとに掲載されている。それぞれのサイトにおいて、同じ大学でも偏差値ランクが微妙にちがうので、だいたいの大学ごとの上下の立ち位置を知っておけばいいのではと思う。試験本番の偏差値は模試などとは全く違うし、合格は偏差値では図り知れないところである。偏差値は、子供にとっては成績の指標だが、親にとっては、受験校を検索する際の目安にする指標なのである。
どちらかといえば、偏差値がというより、偏差値を調べる過程で入手した「ほかの情報」が役に立つことが多い。また、サイトに慣れておけば、出願時に急に細かく調べたくなった時に、すぐにサイトから情報を引き出すこともできる。
★英検の問題集2022年版をみつけました。選ぶなら、音声ダウンロードがついているものが良いです。
- 価格: 1760 円
- 楽天で詳細を見る
2022年度版 英検準1級 過去6回全問題集 [ 旺文社 ]
- 価格: 2310 円
- 楽天で詳細を見る