最初から管理職を選ばないことについて
管理職を目指して働くべきかについて迷っている方へ、私が思うことを書いてみたいと思います。
最初から仕事に対してやる気のある人は、密かに強い志でいずれキャリアアップすると決めています。それなら、ライフプランにいれて、想定しておけばいい話です。
ここで、お話したいのは、想定されてない人向けです。
「管理職って、大変だし、面倒だよね?」って漠然と考えている人で、でも仕事ができる人はたくさんいます。
そんじょそこらの男性には負けない感性に、コミュニケーション力、もし、そんな能力を持っているのに最初から管理職への道を除外しているとしたら、もったいないなあ、と、思います。
人には、向き不向きがあります。
フジテレビドラマの「踊る大捜査線」では、室井さんは上を目指して、俺(青島さん)は下で頑張る、というような台詞があります(青島さんは、映画では係長でしたが)。
ポリシーと能力がその人にあっていればいいのです。
管理職の仕事に向いている人は、周りがみえています。一般職のときから、どうすれば、周りが動くかが分かっていたりします。そして、それができていない管理職の不満をもらしていたり(笑)。
女性は意外と周りに気を配ったり、気が付いたり、調整したりする能力に長けている方が多いです。男性は、自分の仕事に夢中で、近くの席の電話でトラブっていても気が付かないなど、よくある光景です。
周りが良く見えている分、管理職になるときは、その責任の重さをプレッシャーに感じて踏み切れないこともあります。私もそうでした。迷いのない男性は、そんなことは1ミリも考えていないということもわかります。管理職になってから考えればいいことを、女性はいろいろと考えてるのだなぁと思っていることでしょう。
確かに、なってみないとわからないこともたくさんあります。
年を重ねるにつれ、仕事がわかってくると、一般職と管理職に大きな差がないことがわかってきます。管理職になるときには、大きな階段があるのではなく、たった一段の階段があるだけなのです。
それを、まだわからないうちから、想像して大変だと思わないでください。そこも男女平等でいいのではないでしょうか。男性に「管理職のススメ」などないように、女性も肩肘張らずに、いずれなる、くらいに想定する。
みんながそう思っていれば、わざわざ「女性管理職を増やすには?」などという会議が発生する必要もありません。私はそこにもギモンがありまして。。。
能力がある人が上にあがっていく。男女関係なく。それが、男性も女性も望んでいる会社の姿なのだと思います。
最初から目指すこと、想定することをやめずに、自分と向き合いながらその人らしい仕事をしてほしいなぁ、と思います。
私は、時代が変わって、いろいろ考えることもなく、管理職の道に入ってしまいました。それはそれで、能力が付いていければ、受け入れるのもいいかもしれないと思っています。肩肘張らずに、私のできることを、私らしくできたら、それは仕事として幸せな形です。日々はいちいち大変だったりしますが、それは想定内ということで^^