私らしく働く女性のミカタ

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働く女性 私らしい働き方 ★2.本社への転勤、結婚

私らしい働き方



2.本社への転勤、結婚

 

最初の職場を5年近く勤めたころ、初めての異動の辞令を受けました。本社への転勤でした。

本社では、社長以下役員などの「おえらい」さんが多く、職場の皆さんにお茶というレベルではなく、毎朝、担当常務のおしぼりからお茶入れ、新聞・雑誌管理、お昼のお茶、午後のコーヒー、洗い物・片付けなど、女性の秘書的な業務が多い職場でした。

さらに会議を仕切る部署に所属していたため、会議の準備のために毎回会議資料を人数分コピーし、会議当日になれば、会議室へ人数分のお茶を出し、弁当の準備や配膳をすることもありました。

そのため、書類の作成などの仕事もありましたが、メインは会議運営のための資料コピーと、お茶出しでした。「お盆に湯呑を〇つ並べ真ん中に茶たくを置く」なんてマニュアルを作っていました。相当な枚数を印刷するため、紙を補充するためにコピー機に張り付いていなければならず、事務所の奥まったところにあるコピー機の前で、一人誰にも見つからないようにストレッチや体操をしていたことを思い出します。

 

この頃は、入社当時の職場のような、補佐でありながらも現場の仕事の力になっている実感のある仕事のほうが魅力的だったなぁなどと思うようになっていました。「お茶は女性が」「受付は女性が」といった風潮にもすこし疑問を感じ始めてきたころでした。

 

この時期、メインの仕事と呼べるものがなかったためとても暇で、仕事中ですら、その当時お付き合いしていた男性と結婚することばかり考えていました。仕事での生産性がなかった時期には、プライべートでの生産性?をあげたくなるもので、今思えば、その暇のおかげで結婚ができました。その若さの時に、仕事に夢中で忙しく、仕事にやりがいを感じて生きていたら、お付き合いしていた人が魅力的でも結婚なんてしなかったかもしれません。

そこは今思うと逆に感謝ですね😄。

 

うちの会社は「”結婚”したらやめる」という「寿退社」の文化はありませんでした。結婚すると報告しても誰にもやめろとは言われず、先輩も結婚したからといってやめる人はいませんでした。

結婚はしたものの、呼ばれる名前がかわり、夜の飲み会のお誘いが減る程度で、仕事も変わらず、家庭と仕事を両立させながら共働きができる会社ではありました。