私らしく働く女性のミカタ

働く女性 私らしい働き方、子育て 親としてできること、伝えたい。。。

職場での人間関係に負けない力 忍耐力と想像力のルーツ

私は、特に人生経験が豊富なわけではありません。

でも、職場では、みんなの意見を我慢強く聞く側に立てたり、相手の気持ちを想像して

対応したりすることが、すこしだけ得意な気がします。

最近も職場で女性の人間関係トラブルがあり、とても疲れてしまったのですが、

その時、弱ってしまった人のことを先輩が

「あの人も年齢のわりに人生経験少ないからなー」と言っていたのを聞いて、

私も人生経験積んでないけどなー、と思いながら、

そんな私が今こうして理解できて対応できるのは、どうしてなのかな、

と考えてみました。

 

 

まず、前提として、私はどちらかというと性格が男性的なんです。

女性によくある、「うわさ話が大好き、悪口話で盛り上がる、誰か(上司であること

が多い)を標的にするとまとまる、連れ立って過ごすのが好き」

というようなことは特に好きではありません。

好きだと、その女性達の人間関係に巻き込まれて、渦中の人になることが多いです。

その点私は、客観的な立ち位置にいることができました。

 

育ち的なことを振り返ってみると、思うところがありました。

私の母は、どちらかというと外ではおとなしく、内弁慶で、子供には厳しく、

怒るとヒステリックな面もありました。どうしてこんなこと言うのだろうと

子供ながらに悲しく思う日もありました。戦っても母の意思のほうが強くて勝てす、

勝つことはあきらめてしまいました。でも次の日にはけろっとしていた母。

普段からべたべたした親子関係ではなかったものの、大事にされていること、

心配されたが故の行動であること、すこし歪んでいたものの愛情であることは

感じていたので、私はそんなに反抗することはなく、優等生的に育ちました。

日常たまに繰り広げられる母のヒステリーに耐えたことが、我慢強さになったのだと

したら、母には感謝したいと思っています。

 

それから、私は、小さいころから、人情もののドラマやアニメをたくさん見ていた

気がします。朝ドラの「おしん」、「ポニーテールは振り向かない」、

スクールウォーズ」、「金八先生」、「渡る世間は鬼ばかり」、

アニメでは「キャンディキャンディ」、「小公女セーラ」、「母をたずねて三千里」、

フランダースの犬」など思い出すときりがありません。

同じ世代の方なら、昔はこうした苦しい状況からハッピーエンドになる

ドラマやアニメが多かったと思いませんか?

 

自分では体験していませんが、テレビを見ることで、疑似体験としていろいろな人生を

体感し、主人公になりきって苦しい気持ちやうれしい気持ちをたくさん味わっていまし

た。こうして、人の気持ちを知る想像力を培ったような気がします。

 

長く働いている間にはいろいろな人に出会いました。いろいろな働き方をする人を見て

きました。体験としていろいろな人を見てきたということも大きいかもしれません。

 

そして、私は、会社に入るまでは地味なおとなしい女の子でした。

会社に入って、男性ばかりの中の女子社員として、対等に扱われたり、仕事で頼りに

されるようになってから、とても自己肯定感が高まった気がします。

 

職場で人間関係の問題が起きた時は、

聞く耳を持ち、忍耐強く話を聞き、その場を乗り切り、

周りを観察して、想像力を働かせ、どうすればよくなるか考える。

そして自信を持つことによって、落ち着いて対応できる。

毎回うまくいくわけではありませんが、これが私の理想です。

そもそも、人間関係の問題が起きないのが一番ですが。。。