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大学受験 親ができること 7.受験校決定における注意

大学受験において親ができること

 

7.一般受験 受験校決定における注意

           

子供の志望校、希望をよく聴く

子供の行きたい大学をまずよく聴くこと。

きっちり志望校が決まっているお子さんの場合でも、しっかり理由を聴くとよい。

周りに流されていたり、よく調べていないために、

実際は違う学部が正解のこともあり、後で変更したりしかねない。

また、大前提としてその理由によってはその志望校でいいかの検討も必要である。

 

しっかり志望校が定まっていないお子さんの場合は、今持ち合わせている希望を

聴こう。周りの目やで世間体で迷いがでていたり、成績やお金の面で言いにくい

だけの場合もある。「本当」に思っている希望がすべて聴けるとは限らないが、

その話し合いがきっかけで、本人が何かを感じて整理できることもあるかもしれない。

人生の岐路である。それだけ、志望校選びは大切なのだ。

 

親ができることは、

知識や経験の差で、子供の勘違いや認識不足を訂正してあげること。

行きたいと言っている大学は、自宅から通えない場所だが、

ひとり暮らしをしてでも受かりたいところなのか。

その学問を究めたいのに、その大学では、他の大学より教授の数が少ないが

究めるなら違うところの方がいいのではないのか、大学名だけで選んでいないか、

など指摘できる点はいろいろある。

 

ここで大事なことは、「子供」の志望、希望を聴くということだ。

決して「親」の希望をまぜて話してはいけない。

それをくみ取ってしまうお子さんがいたとしたら、後々後悔させてしまうこととなる。

決断は子供にさせよう。自分で決めた大学なら頑張れるはずだ。

 

受験校決定をあわてない

10月をすぎたら、学校での面談などを経て「受験校」の決定を求められる。

志望校ではなく、受験校すべての提出である。

でも受験校を最終的に決めるのは出願時で大丈夫なのである。

 

学校や塾では、決定志望校に合わせて、11月からは必死で決定受験校を聞いてくる。

学校に説明するために必要なのは、調査票の準備が必要だから。

子供は真面目なのでそこで決定しなければ、と今の成績に合わせて出してしまう。

成績が1月まで伸びてくればもっと上の大学も受けてみたくなるかもしれない。

学校には、調査票は余計に準備してもらえるのか、変更しても使えるのかを確認して、

多めにもらえるよう受験校を増やして提出しておくと良い

実際に受けたか、受かったかは後の報告なので、

出願時や合格時に担任とのやりとりができればいい。

うちの子の場合は、受験校が急に増えた時のためにひとつ余計にチャレンジ校を

いれて提出した。結果的には、そことは違う大学を追加で出願した。

学校からは予備で一部余計にもらってきていた。

調査票の中身は同じものとのことであった(宛名などはない)。

学校によっても違うらしいので注意しよう。

 

また、塾は合格時のデータをとるために、志望校リストのデータ入力を求められる。

ある程度、志望に合わせてカリキュラムを組んでいるはずなので早めにいれておいて、

実際に出願時に受験校が変わったら、そこはそのつど親が入れてあげてもよい。

それによって試験後共通テストの点数からボーダーのデータがとれたり、

合格率をみて出願校を検討したりできるので、塾の情報を駆使するためにも、

そこは丁寧に利用しよう。

 

幅広く受験校を想定しておく

子供の志望校をまずよく聴いたら、

そこから、受験勉強がうまくいった場合、うまくいかなかった場合も想定して、

受ける大学の範囲を親として「想定」しておくことが大事である。

それは、出願までは子供にはすべて伝えなくてもいい。

子供は第一志望に向かって勝手に頑張ってくれればそれでいいのだ。

親が準備しておくことは、

受けたい大学を聞いて、この時期から受験日まで伸びることも想定して、

もしかするともう少し上を受けたくなるかもしれないという想定。

自信を無くして、ランクを下げたいというかもしれない、また、安心のために

多く受けたいと言ってくるかもしれないという想定。

どれだけの日程がかかって、費用がかかるか想定しておく。特に費用に関しては、

知らなくて親が知らないために、子供のチャンスを逃してはいけない。

 

親も大学を知る

それから、親もいろいろ子供の関心に合わせて調べることをしてもいい。

お子さんの行きたい学部が絞れてしまっている場合、

よく調べずに決めている場合もあるので、親も学部の内容を調べてどうなのか。

同じような文学部の名前でも、大学の教授の研究によって得意分野が違うこともある。

それは、子供が進みたい内容なのか。

座学が多い大学や、企業とのコラボが多い大学、留学が多い大学、

学部内で幅広くほかの学科の講義を取れる大学などもある。

また、今なら大学によってコロナの対策に差があり、オンラインの多さには

違いがみられる。

思わぬ大学を見つけて、子供の可能性を広げることができるかもしれない。

子供はそんなに調べている暇はない。

いろいろな観点から子供にあった大学を子供に紹介して、

受験校に組み入れていくことも大切だ。

志望校は志望校、受験校は第一志望ではないが、入学するかもしれない大学なのだ。

受験校選びは、できるだけ子供が行きたいと思えるラインナップにしたいものである。

 

以上、親が知っておいてほしいことを書いてみました。

受験生の親御さんの参考になれば、と思います。